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心理臨床オフィスまつだ

緊張する

ドキドキ ストレス

例えば会議では、多くの人が自分に視線を向ける中で、何かを発言する場面があります。

もちろん自己紹介程度の短い発言から、会議資料の説明やプレゼンなどの長い時間まで様々です。

しかし時間の短調に関わらず、多くの緊張を伴うこともあります。あまり気にならない人もいるようですが、苦手な人にとっては非常に苦痛な時間となります。人前でのスピーチ同様、非常に緊張する場面だと思います。

緊張すると・・・

人は緊張すると、いつものように発言できないことがあります。声が震えたり(声の他にも手や足が震えることがあります)、早口になってしまったり、うっかり飛ばしてしまったりなど、このように、緊張によって調子が出せなくなてしまうこともあるものでしょう。

人は緊張しなくて大丈夫と言いますが、なかなかそれで緊張が収まることも少ないのではないでしょうか。

時には腹痛や頭痛も・・・

緊張が持続すると、お腹が痛くなったり、頭痛がしてくることを経験された方も少なくはないでしょう。

緊張の日々を送る中では、肩こりなどが起きても不思議ではありません。緊張というのは、心で感じていると思いたいところですが、体にも多くの変化が現れるようです。

人前での発言は何が気になるのか

人から見られている状況では、視線そのものが気になりますしそして、どのように思われているのかと言う点も非常に気にならないでしょうか。自分の言い方は不適切ではなかっただろうか、つまらない事を言ってないだろうか、声は届いているだろうか、などなど、たくさんのことが同時に気になって、汗でも出て来そうなほどではないでしょうか。

他の人がそれほど消耗していないのに、会議で緊張する人は、他の人よりもたくさん疲れているのではないでしょうか。

カウンセリングでも、特に人間関係と関連した文脈でこのようなテーマが登場することもあると思います。会議などなくなってしまえばいいのですが、だいたいどこの職場にもあるようです。

失敗も恐怖

もし失敗したらどうなるのか・・・、この点は非常に気になるところです。

会社組織などでは、怖い上司がたくさん出席することもあるでしょう。そうでなくとも、誰かに見られているときに失敗することは恐怖を伴うと思います。

皆別な立場だったらと考えると気楽ではいられないと思います。

もし、結婚式で友人代表のあいさつを頼まれたら、食事は喉を通るでしょうか。披露宴会場での失敗は、大きな恐怖感を伴うものだと思います。

自然体か、緊張か

最後に、よく、気楽にやれよ、という意見を耳にします。

しかし、本当に気楽に臨んで良いものなのでしょうか。これは、検討を要するポイントではないかと思います。

一つには、あまりに力を抜いて臨むと、逆にダメージが大きくなる可能性を頭に残しておきたいような気もするのです。気を張っていたから、苦痛ではあったけれど、なんとか身を守ることができた、という場合もあるのではないでしょうか。

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