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心理臨床オフィスまつだ

仮眠の前にコーヒーを飲んで、ちょうどよく目覚める算段は失敗に終わった

良く寝た ストレス

最近眠りに関するテレビ番組で、仮眠前にコーヒーを飲むという話を何度も目にしました。

仮眠は短時間の睡眠なので、眠り過ぎてしまわないようにするために、カフェインの入っているコーヒーを飲むことで20分位の仮眠に収めることができるということなのです。

興味をもって試してみましたが・・・

仮眠の前にコーヒーを飲んで、ちょうどよく目覚めるのは難しかった

アイスコーヒー

職場のデスクであれば、上司に怒られ、寝すぎてしまう事はあまり起こらないのだと思いますが、自宅の場合はどうでしょう。

本当にうまくこの方法を実践している人がこの日本社会にどれほどいるのでしょうか。

仮眠前のコーヒーがなぜ推奨されはじめたのか

さて、その前に仮眠前のコーヒー摂取に関する理屈をまとめておきます。

厚生労働省系の情報サイト「こころの耳」において仮眠前のコーヒーへの言及があります。

このサイトによると、睡眠不足を補うためにも、15分位の日中の仮眠を取ることで、その後の眠気が改善するというのです。30分以上寝てしまうと逆に「睡眠慣性」と呼ばれる現象が起き、だるくなってしまうのだそうです。

そのため、仮眠前にお茶やコーヒーなどでカフェインをとっておくと、ちょうど目覚めなければならない時間あたりにカフェインの刺激が効いてきて目覚めやすくなるのだそうです。

確かにうまく活用することが出来れば、ストレス対策にも位置付けられそうであり、働く人のメンタルヘルスに寄与するでしょう。

それほどに疲れていた

起きない

さて、実際やってみた様子です。

日曜日などは、20分寝てから洗濯物を干そうなどと、洗濯機の音が子守歌になったりします。

一度目は覚めたとしても、ぬくぬくした感触に打ち勝つことはできず眠ってしまうのでした。

すると、もう日は落ちはじめ笑点など開始されているわけです。

この経験から思うのは、器用にできなかったという事もそうですが、それほどに疲れていたのではないかという事です。

こう捉えた方が、「それなら仕方ないじゃないか」と自分を許せるようにも思います。

それに実際疲れていたのだと思います。

巷で仮眠の前にコーヒーが流行っているのだとすれば、成功している人もそれなりに多いのでしょう。

それが上手くいかないのは、本人が情けないという事ではなく、コーヒーでも目覚めないほどの疲れを溜めるほどに、何かに一所懸命な日々だったということなのではないでしょうか。

何も恥ずることはありません。

寝過ごさない仮眠考察

絶体に寝過ごせないが、仮眠もとりたいならば、何か手立てはないものでしょうか。

少しお金はかかりますが、誰かに起こしてもらえたら寝過ごす心配もありません。

例えばそれはリラックスサロンのような場所の活用です。

(※店舗によっては、仮眠前提の利用を禁止している場合があるようですので注意する必要があります)

例えば、30分コースの場合、途中で眠ってしまう人もいることでしょう。

これならちょうど20分位の仮眠になります。そして店舗の中ですから、そのまま眠ってはいられません。

仕事のお昼休みにこんな風に休みを取っている人もあるのかもしれません。

しかし、これもかなり器用なやり方であるには違いありません。

その他、眠りが生じやすい、電車の中でのうとうと感の活用も考えましたが、あのうとうと感は果たして仮眠のような質の良いものなのかわかりません。仮眠の質にも留意する必要があります。

別な日の体験

さて、別な日は職場で試してみました。

今度は逆に、眠りに入ることが困難だったのです。

職場ですから、あれこれ気にすることも多く気が張っていたのでしょう。

そうするうちに15分は経過して、カフェインが効いてきてしまいました。

結果的に、コーヒーを飲んで横になっただけだったのです。

どうせ眠れない15分なら、敢えて仮眠を捨てるのも手ではないか

仮眠に取りつかれたようになると、15分の休憩も台無しになりますし、コーヒーの味わいもなくなります。

いっそ仮眠をやめるのはどうでしょうか。

その場合、代替手段としてリラックス法のようなものをやってみる時間とするのも一つでしょう。

当オフィスの場合は、「セルフケア勉強会」でリラクセーション法を紹介しています。

まとめ

仮眠に実業界も注目している模様です。学校や職場で眠るという行為は長らく良く思われない時代が続いていましたが、仮眠が売り上げ増に繋がるとなれば会社の態度が転換したとしても不思議ではありません。

参考サイト:スマート・ライフ・プロジェクト

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