漸進的筋弛緩法をセルフケアに用いようと思い、試しに練習しています。
どのような事が体験されたのかを感想として記しています。
マッサージを受けている最中に眠ってしまった経験を持つ方は多いと思います。
では、そのあとに起き上がってみた時の心身の感じはいかがなものだったでしょう?
注意深く意識を向けてみると、前後で何かが違っていたかもしれません。
漸進的筋弛緩法を一人で試した感想
この方法は、横になって行う場合と、椅子でも可能です。今回は椅子と仰向けの両方を行いました。
椅子の場合アームチェアーですと取っ手が邪魔になるかと思います。
ベッドの中でそのまま寝てしまおうという活用法も十分あります。
しかし、そうではなくヨガマットのようなものを床に敷いてじっくり行うのも良いです。ある程度床の硬さがあった方がわかりやすいように思います。
背部の緊張に気づく
やってみると、結構面白いように手足の緊張が抜けていく実感を得ることができました。(元々10数年来の経験者です。)
実施する以前は、それほど緊張も疲れも感じてはいませんでしたが、思う以上に実は力が入っていたということだったのでしょう。
一番際立ったのは、背中の硬さでした。手足は繰り返すごとに抜けて柔らかくなる感じがしましたが、背中だけはむしろ強調されたようで、一筋縄ではいかなそうです。
もしかするとこれは慢性的な緊張なのかもしれません。
デスクワークなどで姿勢が悪くなっていたことも手伝っているのでしょう。或いはやはりストレスでしょうか。
眠気を確かに感じる
就寝前には、仰向けで実施しました。
少しの力でも入れて抜くと、ぼわーんというような感触を得ました。数回の間に手足だけでもかすかな眠気が出ました。ですが、やはり背中の緊張が気になったことは先ほどと同様です。
もう何日か続けて行くと、背中の方も弛んでくるのでしょうか。できれば誰かにその辺りを指で押して欲しいような気持です。どこから抜いて行ったらいいのか手がかりが欲しいように思います。
布団をかぶっていると、体の微妙な動作に別な圧力が加わってしまいわかりにくいと感じました。しかし、動きを小さくするとそれも問題なくなりました。わずかの力を入れるだけでもリラックスは可能になるようです。
まとめ
改めて体験しましたが、かなり実用的方法であると思いました。知らないよりも知っていた方がセルフケアの幅は広がり、もしかしたらマッサージにいかなくても自分で弛められるからという人も出てくるかもしれません。
特徴として挙げておきたい事
漸進的筋弛緩法に限らずセルフケアに用いられる方法多数あります。その中で、この方法の特徴を挙げるならば下記のようになります。もちろん他の方法にそれらがないかといえば、かなり重複しているのですが・・・。
- お金がかからない
- 足から顔まで全身のリラックスができる
- 概ねどこでも実施できる
- 集団にも応用できる
- 短時間の実施は可能
- 習得は、コツがつかめればかなり早い。(難しいと感じる人もいるのは当然ではあります。)
後日談
さて、その後時々でもジェイコブソンメソッドを生活に取り入れられていたのかと問われれば、決してそうだとは言い切れません。
コツコツと一人でお続けになる方もあるのでしょう。
一人ではなかなか・・・という場合にはやはり仲間の存在が重要かと思います。
ラジオ体操を例にとるなら、朝活のようにして集団で実施されています。皆で時間を決めているから続けやすいという人も多いのだろうと思います。
ご案内
漸進的筋弛緩法ではありませんが、セルフケアに使える方法を勉強会方式で企画しています。