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心理臨床オフィスまつだ

ドライブは一人の時間を満喫出来て開放的

乗り回す セルフケア

リラックスの方法は人様々ですが、車でドライブに出かけることが、良いリラックスに繋がることもあるでしょう。もちろん長時間の運転は集中力を使い、疲労を招きますが、広い意味で、疲れを取るということだけではない、それとは違う次元で得られることがあるのではないでしょうか。

※一線を越えたへとへとの状態でのドライブは、危険ですので、お奨めしません。

ドライブは自由で開放的

ドライブの場合、そこにどのような体験が伴うかと想像すると、一つには「自由感」ないしは「開放感」ということが挙げられるのではないかと思います。

車という乗り物は、一人でも乗車することが可能で、電車に比較すれば、他者の目につきにくいという特徴があります。街から離れれば、ほとんど人に合わないというエリアもあるくらいでしょう。

このようなとき、他者の目に気をつかうことなく、自由に方向を選んだり、テンポを決めることができます。当然、法定速度でという意味ですが、休憩の回数なども自由なわけですから、何度でも途中気になったポイントに車を止めて景色を眺めることもできるわけです。

東京都内やその近郊の交通量の多い場所ではこうした自由感は得られにくいと思いますが、交通量の少ない場所では、いろいろと使いようのある時間であると思います。

ドライブ中の音楽

また、車の中では、音楽やラジオを流すことも可能です。自分にとって好きな音楽を流しながらドライブに出かけるということも、気ままな時間として、自由感へとつながるでしょう。

高速道路を走り抜ける

高速道路料金がかかることから敬遠しがちですが、それでも一昔前に比較すると非常に安くなりました。時速100kmで走行すれば、1時間後には、100km離れた場所へ到着するのです。普段接点のない土地へ出かけるということも、自由感と関係するように思います。そして、もっと大きく言えば、非日常ということに関係するとも考えられます。

構想道路であっても、混雑している場合があり、そうした場合は避けたくなります。高速道路にも、空いている場所と時間があり、もし気ままに走行したいということであれば、そうしたポイントにうかがう手が考えられます。

セットプランで相乗効果

車の良いところに、気まぐれで目的地を決められることがあります。ですが、走りすぎた場合、帰りのことを考えなければならないという現実があります。仮に、柏から北に1時間走行したら、水戸付近になるでしょう。

直線ですから、帰りも同様に、同じ道を1時間走行しなくてはなりません。こうした制限がついてくると自由感が薄らいでくるように思えます。同じ道を走るにしても、途中で食事の時間を設けるなり、温泉に立ち寄って帰るなどのセットを組むともう少し別な感じがするのではないでしょうか。

どのような時に自由感を求める

こうした自由感を求める背景にはどのような日常的な体験が考えられるでしょうか。ドライブや上記のような時間が逆に苦痛であるという人もいることでしょう。上記の過ごし方は非常に曖昧で漠然とした過ごし方であると言えるとわけですが、もっと安定感を求めるという人には向かない可能性が考えられます。

このところ、きっちりした仕事ばかりで息が詰まるようであるという場合には、こうした自由感をどこか求めたくなるということはないでしょうか。長時間の運転をするわけですから、エネルギーは余っているけれど、その向かう方向が滞っているという場合などはいかがでしょうか。

まとめ

ストレス対処とか、セルフケアと言う場合、人それぞれなどと言います。

もう一歩別な言い方をすれば、「どんな体験を必要としているか」と踏み込めないでしょうか。

体験とはつまり、開放感とか達成感、自由感などを指しています。

開放感を求め・必要としている人にはドライブははまりそうです。日頃窮屈な思いをしているのかもしれません。

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