疲れた時、仕事の合間に、時間を埋めるために、取りあえずコーヒーを・・・
とコーヒーを飲む機会は生活の中にたくさんあります。
実は、コーヒーの香りにはリラックスする作用があるというのです。
コーヒーの香りでリラックス
確かに、鰻商法と同様に美味しそうなコーヒーの匂いがすると、コーヒーでも飲もうか?という気分になります。
わざわざ心地の悪いものに吸い寄せられるはずはありませんから、あの香りに心地よさを覚えての事なのでしょう。
コーヒー・ルンバやカフェインを思い浮かべると、むしろ興奮する飲み物というイメージがあるのですが、そう単純ではない模様です。
香り
そもそも、日本人の感覚からしてもは香りとは長い付き合いがあります。
例えば花の香りは多くの人が知っています。
その他、「線香」の香り、「入浴剤」、「香水」、「料理」・・・などなどです。
香りに限らず、あってもなくても良さそうな感じがすることもあるでしょう。
しかし、微妙なアクセントが実は重要なのではないでしょうか。寿司にはワサビがなければ調子が出ません。
豆によって作用が異なる
全日本コーヒー協会のコンテンツを参照すると、10年ほど前の研究結果が掲載されています。
この研究によると、「リラックス効果」と「脳の働きを活性化する効果」とを分けて考えています。香りによってもたらす効果が異なるため、豆を使い分けることを提唱していたのです。
豆の使い分けによって望む作用を得られたら非常に頼もしい限りです。一つ残る疑問としては、(コーヒールンバ―に登場するモカマタリの作用は置いておくにしても)ブレンドは一体どうなるのか。そこは無限の可能性があるのでしょうか。それぞれが戦ってしまうのか、或いは高め合って良い相乗効果を生むのか・・・、奥の深い世界です。
カレーのスパイス調合も深遠な世界だと聞いたことがあります。コーヒーも拘り出せば、その極みに達するのでしょう。
香りには何かの意味がある
常々思うのは、自然界に属する食べ物や動物には、そのような形状、臭い、大きさ、色に意味があることです。或いは、長い歴史によって培われた料理のコンビネーションにもそれを感じます。
身近な所では、秋刀魚の煙です。どうして七輪で焼くと香しいのか、あの煙は何か我々に必要なものではないかと思うのです。
例えば、唾液が出ます。これは、秋刀魚を食べるための体の準備なのではないでしょうか?