本格的な徹夜を経験された方は数多くいるのでしょうか。
学生の頃のテスト前に、朝方まで勉強した経験を持つ人は多くとも、そのまま仮眠もなしに次の晩まで働き続ける経験を持つ人はそれほどは多くはないのかもしれません。
徹夜翌日は控えめに、何事もなく過ぎてくれたら良い
- 「また徹夜だったよ・・・」
このセリフを知人らから幾度となく聞いたことがあります。
それは本当にそのまま一睡もしないものだったかというと、そこまでではなく2時間程度は眠っていたようです。
また、こんなセリフも時々聞きます。
- 「久々に良く寝たよ!」
つまり、睡眠不足の日々が続いた中で、ようやく8時間程度の眠りを持てたということなのです。
このような生活が事実であれば、非常に苦しい日々を送っていたと思います。
あの人はあんなに働いてるのに・・・たっぷり眠ってしまった
寝不足を自慢するような文化と言ったらおかしく聞こえるかもしれませんが、あまり他者の短時間睡眠に左右されないことは大事だと思います。
遠回しに「もっと無理して動け」と言われているかのような気分になる人もあるかと思いますが、誰しも平均的な睡眠を確保する権利があるのです。自分のペースを乱さないことが肝心です。
徹夜翌日はさえない
徹夜の翌日は、いつものようにはいかないものです。
そもそも、13時間程度の活動後は、ほぼ酩酊状態に近いとワークライフバランスの小室さんが紹介しています。
徹夜明けはその比ではありません。
これはもう冗談にならない話であり、場合によっては倒れる人もいます。
1日くらい平気だろう!と考える方もありますが、条件が揃えば1日でもリスクは高いと思います。
例えば昨今の暑さを考えた時、35℃以上もあるなかで屋外の仕事をすることになったらどうなってしまうでしょう。
万全な状態であっても危険な暑さですから、ましてや睡眠不足の状態では長時間持つとは思えません。
個人事業主の徹夜は多いのではないか
また個人事業主の話しになりますが、勤務の管理をする人はいませんので、一人職場の人は自分で全てをコントロールせねばなりません。
税金の計算など立て込んでいると、何日も徹夜生活が続いている人もいるのではないかと思うのです。
また、「まだいける」と自分自身を過信して眠らず働き続ける人もいることでしょう。
その限度に気づけたなら調整もつきそうですが、だいたいにして倒れる時はわからないものです。
どうやって一日を乗り切るのか
時には、人生の中でやむを得ず徹夜となる日があるかもしれません。
しかしそれを日常化してはもちません。
徹夜明けは、もういつものようには働けないとわり切って、ハキハキと動くことを諦めた方が良いのではないでしょうか。日差しさえ攻撃的に感じる事になるものです。
「怪我をしない事」くらいを中心に据えて、ひたすら目立たないようにします。
細かい数字を計算するような業務は、いつもより見落としや誤りが多くなるはずです。もうそれは昨夜からはじまっていたのです。こんな日は、なるべく大雑把にできるような業務を選びたいものです。
歩くスピードの最小限に抑え、なるべく小休止を取り、お昼休みもしっかり取ります。食欲はないと思いますが、ずっと起きているのですから相当カロリーも消費されているのではないでしょうか。バナナでもなんでも、何かしら食べやすいものでも摂りたいところです。
ごまかせるものは全てごまかして、帰りは少しお金がかかってもグリーン席や特急券、タクシーを利用します。
一晩長めに寝て、それで全快とはいかないかもしれません。いや、多くの場合尾を引くでしょう。1週間くらい引っ張るかもしれませんので、その週は控えめに過ごして立て直したいものです。
まとめ
徹夜明けはきついものです。そんなときに益々頑張ろうなどとはせずに、一日ぐらいごまかして過ごしてはいけないものなのでしょうか。